こんにちは。将棋ブロガーの早峰です。
最近、居飛車穴熊で面白い指し方を発見したので紹介します。
今回、紹介する戦型はこちら。

居飛車穴熊VS四間飛車☖4四銀型です。
多くの人にとって見慣れた戦型だと思います。
さて、皆さんだったらこの局面で何を指しますか。
おそらく、ほとんどの方が☗3六歩と答えると思います。
☗3六歩は☖3五銀を防ぎつつ、角と桂馬の活用を狙う自然な手で定跡にもなっています。
しかし筆者はあえて別の手を推奨します。

別の手…それは☗6八銀です。
松尾流穴熊に組みたいという鋼の意思を感じますね。
4筋の守りは大丈夫なの?と思ったそこの貴方、大丈夫です。
ここから☖4六歩☗同歩☖3五銀としてきた場合を見てみましょう。

これには☗3六歩が自慢の1手。
相手の攻めを催促してから反撃を狙う強そうな1手です。
以下、☖4六銀が自然ですが☗2四歩☖同歩☗6五歩でなんと先手が+350で優勢なんです。

角交換になれば先手の飛車が捌けるので方針も分かりやすいと思います。
ということで4筋の守りは放棄しても大丈夫と分かりました。
では後手が中央から攻めてくる場合はどうでしょうか。
☗6八銀以下、☖5四歩☗7九銀右☖5五歩と進みます。

相も変わらず先手は玉を固めることしか考えていませんね。
今度は中央からの仕掛けなので迫力がありますが大丈夫。
☖5五歩以下、☗同歩☖4六歩☗同歩☖5五銀☗5六歩と進みます。
※途中で☖6五歩を絡める攻めは☗8六角が飛車取りになるので大丈夫。

先手は相手がビックリするくらい素直な対応です。
ここから☖4六銀が自然ですが☗2四歩☖同歩☗6五歩で反撃します。

こちらも先手が+300で優勢となっています。
やはり飛車を捌けるのが大きいのです。
さっきと手順が似ていると思った方は鋭い。
そうです。じつは反撃の原理は全く同じです。
玉を固めているだけなのに反撃手順は同じなので、覚えることが少なくて楽です。
指しやすいので是非使ってみて下さい。
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